つゆ空の雲間に初夏の陽射しが眩い6月、平成19年第3回定例議会が開催されました。桜の舞う4月の統一地方選挙では、吉田市長の公約実現の中核勢力として私たち民主・市民クラブは、これまでの4名から10名へと大きく躍進しました。ご支援をいただいた多くの市民みなさまに喪心より感謝申し上げます。
この6月議会は、半年の処女航海を終えた吉田市政が新たな議会勢力とともに「どのように公約実現を目指しているのか」、「どの方向に舵を切ろうとしているのか」大変重要な時期の議会でした。
トップバッターの栃木義博議員(早良区)は、前期に倍する拍手を受けて登壇し、「アイランドシティ(人工島)事業の見直し検証・検討」の中間報告を受けて、市立病院の統合移転の問題等について鋭く切り込みました。議会の事業推進派は、山崎市政のもとで策定された新病院基本構想を唯一の論拠としています。その後の福岡市の医療体制の変化を踏まえた同構想の検証や先の市長選、統一地方選挙で示された「財政の健全化へ」の強い市民意識への配慮が欠落しているといえます。
次に、山下謙二議員(南区)が、吉田市長の公約実現のため大きな柱となる「行政改革」と「市民の声を市政に反映」(青果3市場の統合移転等)について質問しました。局長答弁で限界のある「ムダな仕事の削減へ」の行政体質の改革や「政策決定に市民の声が反映された」と市民が感じられる市政実現には吉田市長の強いリーダーシップが今後期待されます。
最後に、玉井輝大議員(早良区)が2兆6,000億円の借金の責任の所在から、「市民に分かり易い財政状況の公表」「財政資料のグラフ化」「電子化」をまじえ吉田市政のミッション(使命)を質問しました。吉田市長は「現市政の最大のミッション(使命)は財政健全化」と力強く答弁しました。
吉田市政は、まだまだ開発重視の大きなうねりの中にいます。市民の期待に応え「財政の健全化」を図り「大型開発より暮らし重視」の市政運営を目指し、民主・市民クラブは会派一丸となって緊張感をもって吉田市政を支えてまいります。今後ともご支援を宜しくお願いします。