09年市長選・10年市議選に向けたマニフェスト作りを進める民主・市民クラブは、7月13日に早稲田大学を訪問し、北川教授からマニフェスト作成の意義について話を伺いました。「マニフェストは生半可な気持ちでは作れない」と主張する北川教授との間で、活発な質疑応答が行われました。
Q.1 マニフェストを作成する上で必要な心構えは?
A 福岡市とはこんなもんだ、という固定観念を打ち破り、価値前提(望ましい姿を思い描き、そこから現在を見つめる)で臨むことが重要。事実前提(これまでの制度を前提に積み上げていく)では、市民の共感を得られるマニフェストは作れない。
Q.2 議会改革に向けて、認識しておくべきことは?
A 議会は単なるチェック機関ではない。地方議会には立法機能が与えられている。「議会は執行権が無いからマニフェストは書けない。無責任だ」という意見もあるが、立法機能を最大限に活かすことで責任は果たせる。そのためにも、議員の権能を定めた議会基本条例を作るという強い覚悟が求められる。