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Vol.40 2009年 秋号
 
 PFI方式による新こども病院整備を検討されているが、「PFI事業で運営している病院の先行成功事例が少なく、また民間資金の活用比率が高いことが財政面で経営を圧迫しないか」、「従来方式と比べた場合のメリット等」を質疑。保健福祉局長から「設計・建設・維持管理を一体的に行うことで、17億円の整備費用の削減や民間の多様なノウハウなどを活用しながら維持管理業務を行うことでの効率化が図られ、又、民間資金の比率も下げた。本市と同様のPFI手法を採用している島根県立こころの医療センターでも、現地点で問題点の指摘はないと聞いている」との答弁を得ました。これに対し「安定的な病院経営が期待できる内容」と評価。市長からも「コスト削減や市民サービスの向上が実現できる有効な手法であり、よりよい病院づくりに全力で取り組んでいきたい」と決意を得ました。
 

9月10日
[議案質疑]
三原 修
(南区)

PFI方式による
新こども病院整備について是非を問う。
「新こども病院に対する私たちの見解」ダウンロード
 
 本市の浸水対策について、今後必要な取組みをハードとソフトの両面から指摘しました。市民局長は「ハザードマップの更なる改良をはじめ、状況に即応できるよう職員の配備や連絡体制を見直すとともに、災害対応支援システムの拡充を行う」「自主防災組織の力が最大限発揮されるよう、土嚢の確保・運搬ルールの策定、目的を明確にした防災訓練、情報伝達訓練などを実施する」と回答、『側溝詰まりの解消』や『県管理河川の流下機能、市内の貯水・貯留機能の向上』についても道路下水道局長から「定期点検や整備促進に努める」という前向きな回答がありました。市長からも「防災力向上に努める」と力強い答弁を得ました。
 また、新型インフルエンザ対策について、「ワクチン接種準備を早急に進め、感染防止に向けた適切な対応を継続して頂くよう」強く要望しました。
 

9月11日
[一般質疑]
田中しんすけ
(中央区)

新型インフルエンザ対策、
浸水対策について、状況に即応
できる体制構築&対応を!
 先日、住吉通りにおいて、歩道上にある街路灯が倒壊した。緊急点検の結果、70数基に倒壊の恐れありとして、撤去されている。現在、明るさも暗く、見た目も悪い目抜き通りとなっている。街路灯の設備管理がどのようになっているかを指摘。道路下水道局長より「適切に維持管理できる仕祖みづくりを行っていく」、市長から「九州の玄関口・博多駅周辺にふさわしい整備や維持管理を行う」との答弁を得ました。また、投票率向上に向け「駅前や繁華街等に期日前投票所の設置を行ってはどうか」など要望。選挙管理委員長より「前向きに検討を進めたい」との答弁を得ました。
 

9月14日
[一般質疑]
田中丈太郎
(博多区)

安全安心に過ごせる街を目指し、
早急に街路灯の整備と管理を。
投票率UPに向けた取り組みを!
 「景気の2番底が懸念され、新卒者の採用見込みの悪化は、本市の景気と雇用の実態を統計数値以上に重苦しいものにしている。今夏の集中豪雨の防災・復旧に尽力した地場企業の仕事と雇用を生み出し、市民生活の安心と安全を守る暮らしに直結した公共事業を推進して雇用と景気対策を図るべき」と質問した。市長より「身近な道路整備のため区役所予算を増やしてきた。地域と協力し市民ニーズに応えられるよう雇用や景気対策にしっかり取り組む」との答弁を得ました。
 
 

9月15日
[一般質疑]
山下 謙二
(南区)

暮らしに直結した公共事業を
推進して、地場企業を重視した
雇用と景気対策の取組を!
 
 
09年市長選・10年市議選に向けたマニフェスト作りを進める民主・市民クラブは、7月13日に早稲田大学を訪問し、北川教授からマニフェスト作成の意義について話を伺いました。「マニフェストは生半可な気持ちでは作れない」と主張する北川教授との間で、活発な質疑応答が行われました。
 
Q.1 マニフェストを作成する上で必要な心構えは?
 福岡市とはこんなもんだ、という固定観念を打ち破り、価値前提(望ましい姿を思い描き、そこから現在を見つめる)で臨むことが重要。事実前提(これまでの制度を前提に積み上げていく)では、市民の共感を得られるマニフェストは作れない。
 
Q.2 議会改革に向けて、認識しておくべきことは?
 議会は単なるチェック機関ではない。地方議会には立法機能が与えられている。「議会は執行権が無いからマニフェストは書けない。無責任だ」という意見もあるが、立法機能を最大限に活かすことで責任は果たせる。そのためにも、議員の権能を定めた議会基本条例を作るという強い覚悟が求められる。
 
予算額と事業実績を
結びつけた経済振興

玉井 輝大
(早良区)

待機児童の解消対策、健康づくり、
スポーツ施設の安全対策について

阿部 正剛
(東区)
●日々変わり続ける市場に対応する経済支援体制を、まずデータ面でつくり上げ、「福岡での経済活動を他都市よりも確実なもの」とする。
●とにかく伸びているサービス・商品をもっと伸ばし、雇用力を高める。
●事業効果を指標化し、予算の“1円"、“1円"が同じ効果を上げるように配分する。
●一向に減少しない待機児童の解消策として、認可外から認可化への転換支援をはじめとする認可外施設への支援のあり方など、保育の質の確保を踏まえた柔軟な待機児童対策の必要性を問う。
●他、「特定健診」受診率向上の取組みの推進について、香椎浜公園野球場における防球ネット設置なとの安全対策について問う。
「福岡市の持続可能な成長めざす」
  アジア重視の施策展開に意欲

栃木 義博
(早良区)
中国・アジア諸都市への進出をめざす在福企業に向けて現地情報を集積し発信できる行政組織のあリ方なとについて質問。吉田市長は質問に答えて、福岡市の持続的な成長のために「人が集まり、交流する九州・アジア新時代の交流拠点都市を創る」という「アジア」重視の施策展開に強い意欲を示しました。
樋井川流域における
浸水対策について
本年7月の集中豪雨。今回は城南区樋井川にしぼり質問をし、洪水ハザードマップが実態に即していない点。調整池の必要性の声が高まる中で「大濠公園」を活用した「遊水地」計画を提案し、当局よリマップに関しては実態に即したものを作成し、大濠公園の活用については県に対して要望すると回答を得ました。
太田 英二
(城南区)

地域主権時代を迎えて
住民自治の支援強化を!
地域コミュニティを担う自治組織の活動が、市民の安心と安全を守る公益活動として評価され、その評価に見合う支援装置を構築すべきと吉田市長に質問しました。市長は、地域の自治組織が「住民主体」のまちづくり、自治運営ができるよう、「地域主権室」設置も含め期待に応えられるよう努力すると答えました。
江藤 博美
(西区)
 
    
 民主・市民クラブは、7月24日夕刻に本市を襲った集中豪雨による緊急災害対策を市に申し入れました。今回と同じ被害を二度と起こさない覚悟のもと、市民の安心・安全を守る体制を構築するよう求めました。
 
 申し入れ内容の要旨は以下の通り。
  1.実態に即した、市民に理解しやすい「ハザードマップ」の作成
  2.地域へのサポートと連携の強化
  3.土砂災害警戒区域の早期指定
  4.二級河川を中心とした河川の浚渫等流下能力の向上
 
「アメリカ 行政視察 報告書」ダウンロード