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 ● こどもの命と健康を守るための新病院の決断
 わたしたちは、こども病院の建て替えについて、こどもの命と健康を第一に考え判断しました。以下の判断理由にあるように、始めにアイランドシティ移転ありきではないことは、強く申し添えておきます。
 
(1)こども病院の基本的役割からの判断
 こども病院は、前述しましたように、小児高度(3次)医療小児地域(2次)医療の両方の役割を担っています。その点を踏まえ、こども病院の建て替えを客観的に適切に判断するために全国の主要な「こども病院」数か所を我が会派の全議員で手分けして視察しました。
 
 そこで明らかになったのは、小児の中核的な病院としての「こども病院」は、都心部から少々離れてもゆったりとした敷地に良好な医療現場、療育環境を形成し、優秀な医師を確保して高度な医療水準を担保しようとしています。( 参照 表1表2)そして、優秀な医師のもとに多くの若い意欲のある医師や看護師など医療従事者が集まり経営的にも良い影響を与えています。医師不足(特に、小児科、産婦人科医の不足が顕著)の現状と将来展望からしても、人的ネットワークの発達した医師の世界で優秀な医師の獲得を目指して熾烈な都市間競争が行われているのが現実です。実際、現こども病院の常勤医師の半数は市外の大学医学部出身者であり、優秀な医師等医療者を集めるためには高い医療水準であるとともに最新最良の医療施設等の環境整備が必須の条件であることを再認識したところです。こども病院が今までの役割を維持し、機能を強化するためには、高度な医療を担える優秀な医師の確保が第一義です。そのための器となる良好な医療現場や療育環境の整備は不可欠な要素です。
 
 また、小児地域(2次)医療を担うこども病院の役割としては、本市の中心部から空白区の東区に移転することにより、全市的に見て小児地域(2次)医療の地域バランスを改善し、医療機能の充実を果たすことになります。市内最大の人口を抱える東区の住民の方々からは多くの賛同の声をいただいています。
 
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